峯 茂喜 さん《棚田を守ろう会 代表》
地元住民色川歴:10年以上
色川の大野小学校1年生の時に和歌山市へ移住。
12年前に、先に色川に戻っていた両親の介護を機に色川へUターン。
鍼灸師としての仕事をしながら、棚田を守ろう会や獣害対策協議会の活動に参加している。
Iターンの移住者とともに地域の活性化を目指している。
Q: 棚田を守ろう会の活動に参加している理由を教えてください。
もともと稲づくりには興味があり、色川に先に戻っていた両親の田んぼや畑を繁忙期に手伝っていたので、Uターンで色川に戻って来たタイミングで自分でも耕作を始め、棚田を守ろう会にも参加しました。
稲づくりは毎日の水の管理が大変な面がありますが、日々成長している稲を見つめては楽しい気分を味わっています。
Q: 棚田の魅力はどんなところですか? 逆に大変なところは?
田植えの時期に、棚田の水面に映る青い空や、稲刈り後の「なる架け」の黄金色の景色は壮観です。
大変なところは、2011年の水害で棚田の2つの川が荒れてしまい、復旧工事をしてもらったものの取水が以前のようには行かず、ホースを多用して水を取り込んでいるので、雨が少し強く降ると毎回復旧に手間がかかるところです。
▲稲刈り後の「なる架け」の風景
▲取水が上手くいかない時には川に降りて復旧作業をすることも。
Q: 色川の魅力はどんなところですか?
色川の暮らしに関して言うと、自由なところが魅力だと思います。
各集落で、最低限協力が必要な共同作業(草刈りや水の管理)はありますが、特にIターンの移住者の方を見ていると、自分のポリシーに沿ってそれぞれが自由に暮らしていて、また、自給自足的な暮らしを目指している人が多いように思います。
稲づくりのシーズンが始まると、苗代での苗づくり、その苗取り、田植え、田んぼの草取りと、日本人なら一度は体験してみてほしい作業が次々と続きます。
お休みの日に一緒に作業をしませんか? お子さん連れも大歓迎です。
また年4回のイベントにも、是非お気軽にご参加ください。
色川の「棚田を守ろう会」では、地域の宝である美しい棚田の景観を守り、昔の人の知恵の詰まった棚田米作りを未来につなぐため、地域一体となって棚田の復田や維持管理を行っています。
活動趣旨に賛同し、資金面から支えていただく「賛助会員」を募集しています。
会員特典の返礼品を、棚田米のほか色川の各種産品からお選びいただけます。